若ハゲの主な原因が遺伝によるものだということは、分かった。だけど、どういう仕組みでハゲるの?
ククク・・・それを説明するために、まずは、ヘアサイクルについて話すことにしよう。
ヘアサイクル!?なにそれ、美味しいの?
・・・
ヘアサイクルとは、髪の毛が生えてから抜けるまでの期間のこと。
ククク、百聞は、一見に如かずッ!これが、ヘアサイクルについての説明画像だ。
正常なヘアサイクルだと、2~6年も髪の毛が生え育ち続けるの!?
そうだ。例えば、シャンプーやブラッシングをすると、当然髪が抜ける。自然に抜ける分も合わせて1日100本程度は髪の毛が抜けるのだが、毛髪が完全になくならないのはなぜか?それは、髪には寿命があり古くなった毛は抜け落ちるが、やがて新しい毛が生えてくる“サイクル”があるのだ。これをヘアサイクルと言い、「成長期」、「退行期」、「休止期」の3段階に分かれているッ!
ということは、十分な成長期を確保できないと、太くて長い髪の毛にはならないってこと?
ククク、その通りだ。そして、当然だが、成長期がほとんどなかった毛は、細くて短い毛になる。
まさか、その状態でいるとハゲるの!?
ククク、半分は正解と言っておこう。AGAってワードを聞いたことがあるか?
・・・アガ?
エージーエーだ。
AGAとは、男性型脱毛症の英名。
AGA(エージーエー)とは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」のことだ。 成人男性によくみられる髪が薄くなる状態のことで、 思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または双方から薄くなっていく症状を指す。 一般的に遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられている。これが、ハゲは遺伝によると言われる所以だ。 ところで、AGA専門のクリニックに初めて行くと必ず、下のフローチャートで、AGAの進行状態を判別される。
俺は、状態Ⅳなのか・・・。状態Ⅰなんて、まだセーフじゃないか!?
いわゆるカッパハゲは、このフローチャートによると第Ⅳ形態じゃなかった第Ⅳ段階だな。以降、カッパから落ち武者になる。
・・・こうなったら、笑い事じゃすまないな。落ち武者さんに敬礼ッ!^^>
フローチャートの通り、AGAは進行性の症状だ。では、なぜストップせずに進行すると思う?
まさか、それがヘアサイクルと関係があるのか!?
ククク、そうだ。ヘアサイクルが乱れて正常でなくなると、2年~6年なんていう期間とは比べ物にならない速度で、髪の毛が抜けたり生えたりを繰り返す!
そういえば、さっきのヘアサイクルの画像にも男性型脱毛って書いてあったな。
さっきよりもAGAについてフォーカスしたヘアサイクルの図を示そう。
くぁwせdrftgyふじこlp (AGAになると3ヶ月サイクルで、髪の毛が抜けることに対して、文字に起こすことが困難な言葉にならない悲鳴を上げている)
ショックを受けているところに追い打ちをかけるようだが、仮に3ヶ月サイクルで毛が抜けるとすると、正常な毛の8倍以上の速度でハゲることになる。どっかの赤い三倍速の男もビックリの速度だ。
・・・(もはや、悲鳴すら出ない)
まとめると、AGAの影響でヘアサイクルが乱れると、通常の8倍以上の速度でハゲる。そして、その症状がまだ20代といった若い頃から発生している人が若ハゲになるのだ。
・・・なるほど。AGAになっても髪が生えないわけじゃないのか、生えても育つ前に抜け落ちる毛の方が多いから、だんだんハゲていくのか。だったら、薬を飲んだり育毛剤を塗ったりして、ゆっくり対策すればいいな。
ククク、希望に水を差すようで悪いが、ヘアサイクルが乱れてAGAが進行していくと、髪の毛が生えなくなる時が来る。いわゆる毛根が死んだ状態だ。
AGAを放置していると、いつか毛根が死ぬッ!
毛根が死ぬッ!?そんな恐ろしいことが起きるの?
生えたり抜けたりを無限に繰り返せるほどの再生力があると思うか?漫画や映画の世界じゃあるまいし。
今現在ハゲてる部位でも育毛剤を塗ったり、薬を飲めば髪の毛が生えてくるんじゃないの?
そうとは限らないのだ。ヘアサイクルを用いて、説明しよう。通常の8倍の速度でハゲるということは、仮にAGAになってから(本人が気が付いていない時期も含む)5年経過すると、正常な場合の40年に相当する再生回数を消費したことになる。大事なことだから、言っておくが、毛髪には再生回数の上限があるのだ。具体的に、何回か?は、研究中の段階だそうだが、毛髪の再生回数には個人差がなく、消費速度に個人差があるということが分かってきたのだ。
まさか、毛根が死ぬという表現は、もう再生回数が残っていない状態のことなんじゃないかな?
ククク、そうだ案外的を射た表現なのだ。毛根のイメージ画像を載せよう。
毛根って、頭皮から下の部分を指しているんですね。
ククク、そうだ。上の画像を用いて、補足するなら毛根に含まれる毛乳頭の再生回数が尽きると髪の毛が生えてこなくなるのだ。こうなったときが、本当の意味でハゲた時だッ!
ハゲの種類、メカニズムについては、理解しましたし、納得できました。でも、毛根が死んだ状態になったら、まるで打つ手がないようなのは、腑に落ちません。
ククク、そうだろうな。トネガワも投薬治療やら育毛剤やらいろいろ試したが、治療を開始したのが遅かったこともあって、現状維持から微改善が限界だった。治療の途中で気が付いたのだ。俺の生え際といった前頭部の毛根の大半は、20代後半にして既に死滅したという残酷な真実に。
誰だって、まだ若い時から自分がAGAだなんて考えたくないですよ。気が付いて対策を始めたのが遅かったからといって、もう打つ手がないということはあまりにも酷過ぎますッ!
ククク、一時期は絶望のあまり頭を粉飾したこともある。・・・が、たとえ生え際や前頭部、頭頂部の毛根が死滅したとしても再び自分の毛を生やす方法があるのだッ!
!!!それは、いったい何ですか?
ククク、まだ後頭部や側頭部の毛は十分に残っているな?なら、まだ大丈夫だ。植毛という手段があるッ!
・・・植毛だとッ!?
次回の記事では、自毛植毛について解説する予定です。
その記事を読めば、若ハゲにとっての最後の希望が自毛植毛であり、これまでのトネガワの植毛後の経過写真からも効果が抜群であることが伝わると思います。
ここまで読んでくれて、圧倒的、感謝ッ!