・理化学研究所(理研)が発表した毛髪再生医療について、興味関心がある方。
・理研と毛髪再生医療を共同研究中のベンチャー企業「オーガンテクノロジーズ」に関心がある方。
・オーガンテクノロジーズ社長とトネガワがTV面談した時の話を読みたい方。
・ぶっちゃけいつになったら、毛髪再生医療が実用化されて一般人も利用できるようになるのか知りたい方。
以前から気になっていた毛髪再生医療に関する話を聞きに来たはずなんですが・・・ なぜかハゲたネズミの画像が貼ってある。
ククク、毛髪再生医療に関する現状を語るに当たって、ネズミでの成功について触れる必要があってだな。 ヌード・マウスと呼ばれる体毛が生えていない状態のネズミでの毛髪再生に成功したのだ。
・2019年の時点では、毛髪再生医療は、まだ研究途中の段階。
・毛髪再生医療の実用化まで、数年(2~3年)程度では済まない。
・実用化から国内での植毛並みの費用までコストダウンするのに、さらに10年程度かかる。
・結局、ドナーを増やせるようになっても植える技術は、理研やオーガンテクノロジーズにはない。
・将来は、国内植毛クリニックと提携して、自毛植毛か毛髪再生医療かの選択肢を用意することになる。
・今、薄毛に悩んでいる人で投薬治療がダメだった方は、毛髪再生医療を待たずにさっさと植毛した方がいいッ!
圧倒的、衝撃ッ!:毛髪再生医療は、非臨床試験は既に開始しているッ!
ちょうど一年くらい前の2018年6月初旬、理化学研究所が衝撃的な発表をしたのを覚えているだろうか?
当然、覚えていますよ! ハゲているネズミに自分の細胞から作った毛を移植したら、また毛が生えてきたっていうニュースですよね?
・・・雑な表現だが、イメージ的には正しいから、訂正しないでおこう。 エビデンス(科学的な根拠)を含めて、詳細は、リンク先の理研サイトに掲載されているので、専門的な用語や原理を見たい方はそちらを見てほしい。
下の画像のように、ネズミで成功したことが確認できたってってことは、人間にも応用できるってことですよね?
そうだ。 越えなければならないハードルは多いものの、理論的には可能であり、再現性がある方法であることが確認されたのだ。
越えなければならないハードル、そこなんですよ、気になっているのは。 ぬか喜びにならなければいいなと思っていまして・・・ ちゃんと、実用化に向けて進んでるんですかね?
ククク、誰しもそこが気になっていると思い、最新の情報をリサーチしてきた。 まずは、理化学研究所と提携して毛髪再生事業を手掛けているベンチャー企業を紹介しよう。
圧倒的、変革ッ!:オーガンテクノロジーズは、器官再生医療の先駆者ッ!
オーガンテクノロジーズという医療ベンチャーをご存じだろうか?
この記事を読んでいるので、知っていますよ。 昨年話題になりましたもんね。
既に知っているのなら、話は早い。 知らない方のために企業のホームページへのリンクも貼っておこう。 実を言うとだな、自分自身が毛髪再生医療の現状とこれからについて大いに関心を持っていることから、この会社の求人募集に応募したり、人間を対象とした臨床試験の開始時期などについて問い合わせをしたことがあるのだ。
行動力がある人だなぁと思っていましたが、いやはや何といいますか。 それで、どうなったんですか?
人間を対象とした臨床試験についての問い合わせに対しては、ちょうど一年くらい前のこの時期にしたので、まだ具体的な時期は確定していないこと、治験対象者は医療機関等と協議して選定するので、一般公募は予定していないことを回答いただいた。
治験の一般公募は予定していないんですか!? それに、時期についても未確定だなんて・・・
まぁ、治験については、あくまで2018年7月時点での話なので、今後変わる可能性は無きにしも非ず。 ちょっと自分語りをするとだな。 2018年7月って、何をしていた時期だと思う?
プロフィールを読むと、植毛手術を受けるクリニックの検討をしていた時期じゃないですか?
ククク、正解だ。 実を言うとだな、理研が毛髪再生医療の研究をしていることは何年も前から時々ニュースになっていたので知っていたのだが、問題はいつになったら自分がその恩恵にあずかれるかということだったわけだ。 そんな時に、マウスを使った実験の成功という報道を見ると、これは人間を使った治験も計画されていると誰しも思うだろう?
ですよね~、自分なんて一日千秋の思いで待ってますよ。
そうだろ、そうだろ。 だから、治験の時期について問い合わせたら、現状未定&一般公募の予定なしという回答が返って来たんだ・・・ こうなったら、もう待っている時間なんてないだろ?
・・・ないですね。 ハゲで悩んでいる人、特に現在進行形で若ハゲで悩んでいる人にとっては死活問題ですからね。 なるほど、自分には悠長に待っていられるほどの時間はないと判断したんですね?
ククク、そうだ。 ついでに言うと、金銭的にも厳しいと判断したのでな。 治験をクリアして実用化されたとしても、現在の日本国内における植毛単価の約10倍はかかるそうだ。 つまり、ベンツどころかフェラーリを買えるくらいのお金が必要な治療方法だ。
レクサス・オン・ザ・ヘッドどころかフェラーリ・オン・ザ・ヘッドですね・・・ もはや正気の沙汰ではありませんが。
オーガンテクノロジーズの毛髪再生医療事業についてリサーチした情報を語る予定が、脱線してしまったが、要は、自分には製品化を待っている時間もそれを買うお金もないと判断したから、自毛植毛という現時点ではもっとも有効な手段を選択したのだ。
その判断は正しかったと思いますか?
Yes, exactly! 幸いにも自分は後頭部の毛がたっぷり残っていたおかげで、十分自毛植毛でカバーできた。 後頭部の毛を生え際と頭頂部に移植することで、ハゲていない状態になったわけだからな。 手術費だって、プリウスを買えるくらいの金額で済んだし、費用対効果を考えると許容範囲だ。 ところで、ここまでの内容だけだと、俺が若ハゲから解放されて、めでたしめでたしで、話が終わってしまうだろ?
何やら、伏線を匂わす発言ですね・・・ そういえば、オーガンテクノロジーズの求人募集に応募したとか言っていたような?
圧倒的、対談ッ!:オーガンテクノロジーズ社長との本音トークッ!
ククク、今年の春先くらいの時期だったかな、あれは。 若ハゲによって人生を狂わされたと思っていた俺は、植毛によってようやくあるべき道に戻ったわけだが、そうなるとだな。 この世から若ハゲを駆逐することが俺の使命だと思えてきたのだ。 なんせ、20代中盤から31歳までの5年以上にも渡って、不本意な人生を送る羽目になったのだからなッ! だから、いっそのこと毛髪再生医療を早く実用化して、今の自毛植毛くらいまで費用を引き下げることに貢献したいと思い、ホームページから応募したのだ。
引用元:進撃の巨人
尋常じゃない熱を感じますね・・・
そう、熱というよりも執念だ。 志望動機の気合の入りっぷりに関心を持ったとのことで、なんと社長直々にTV面談をすることになったのだ。
マジですかッ!?
俺は、嘘が大嫌いだ。 まぁ、面接ではなく面談という所がミソで、何でも本当はヤル気のある若い人を採りたいそうだが、まだ社員も少ないベンチャー企業なので、医療関係従事者や医療系セールスエンジニアといった薬事法に詳しい経歴を持っている人でないと現状では採用できないそうだ。 だが、せっかくの機会なので採用面接ではなく、ざっくばらんに毛髪再生医療事業についての意見交換会という名目のTV面談を実施したのだ。
TV会議って、スカイプとかですか?
スカイプではなく、ZOOMだがな。 使用感は、ほぼいっしょだ。
オーガンテクノロジーズの社長って、どんな方ですか?
上の写真で言うと、右側の方がオーガンテクノロジーズ社長の杉村 泰宏氏だ。 ちなみに、左側の方が、理化学研究所の辻 孝氏で、昨年マウスを使った毛髪再生医療の非臨床試験の成功について発表した方だ。 辻氏の研究室のリンクと日経の医療メディアに掲載された最近の記事のリンクを貼っておこう。
杉村さんの方は、こう言っては何ですが、だいぶ薄毛ですね・・・ 一方、辻さんは、羨ましいくらいにフサフサに見えるのですが。 自分がフサフサだと、何が何でも実用化させようと思わないんじゃないんですか?
まぁ、ハゲ、特に若ハゲの気持ちについては経験者にしか分からないだろうが、信念を持って研究されている方で、最近も毛髪再生医療の現状についての講演会を開催しているのだ。 残念ながら、自分は参加できなかったが、知人が講演会に参加して、その感想等をYou Tubeに動画としてアップしたので、是非視聴してみてほしい!
講演会そのものを動画にはできないんですね。 撮影禁止のようですし、仕方がないか。
まぁ、企業秘密というやつだな。 ちなみに、自分が杉村社長とTV対談した内容は録画はNGだが、録音はOKとのことなので、音声データはある。 その中から、喋ってもいいと言われている内容についてのみだが、話そう。
もったいぶらずに全部しゃべってほしいのですが、まぁ、聞けるだけよしとしましょう。
ククク、先に要点から述べるが、自分が杉村社長から伺った話は、上記You Tubeリンクの動画の内容と大差ない。 ザックリまとめると、下記の通りだ。
Q:ぶっちゃけた話、最短であとどれくらいで実用化できるのか?
A:10年以内を目標としているが、巻きに巻いて、最短〇年を目標としている。
〇の部分は、喋っちゃダメと伺っているので、公開しないが、少なくともここ2~3年ではないとだけ言っておく。
Q:価格は、いくらくらいになる見込みか?現時点での植毛単価の10倍って本当?
A:現時点での植毛単価の10倍という見込みは、いい線。毛包細胞の培養設備費が非常に高いこともあって、実用化しても初期は数千万円かかる。
Q:どういう層の人を対象にしたサービスとして売るつもりなのか?
A:実用初期は、どうしても高額になるため、芸能人や富豪といった自分のこだわりにはお金に糸目をつけない層をターゲットとしている。
ただし、徐々にコストダウンをしていくことで、将来的には、今の自毛植毛くらいの金額で薄毛から完全に解放されるサービスを提供したいと考えている。
Q:毛包細胞(毛根の元となる細胞のこと)を採取・培養することで、自毛植毛を受けられないほどハゲている人でもお金さえあれば、際限なくフサフサになれることが魅力とのことだが、将来的に自毛植毛はなくなるのだろうか?
A:なくならないと思う。なぜなら、後頭部や側頭部にまだ十分な量の毛が残っている人は、自毛植毛をした方が安上がりだから。
毛髪再生医療という選択肢が増えることで、自毛植毛は現在よりも安価になっていくはず。
また、培養した毛包細胞を植え付ける技術は、植毛医のノウハウや知見を活用する必要があると考えているため、毛髪再生医療によって自毛植毛が衰退することにはならないと考えている。
ククク、他にも杉村社長は、ご自分の髪の毛についてはどうお思いか?など雑談もしたが、それはプライバシーに関わる内容なので、割愛する。
本当に、ぶっちゃけたことを質問したんですね!? それで、トネガワ先生としては、その・・・どうお考えなんですか?
ん?何についての考えかな?
圧倒的、対決ッ!:自毛植毛VS毛髪再生医療ッ!
今、ハゲについて悩んでいるけど自毛植毛を躊躇っている方に、毛髪再生医療を勧めますか? さらに補足すると、育毛剤や投薬治療といった方法は一通り試したけど、結果に満足がいかない。 でも、ウィッグや増毛といった方法で頭を粉飾するのは嫌だという人に対してです。
ククク、愚問だな。 躊躇う理由によるとしか言えないが、Twitterでもっとも多く見られた意見である自毛植毛は高額だから嫌だという人に対しては、勧めない。
なぜです?単純に、毛髪再生医療の方が自毛植毛よりも圧倒的に高額だからですか?
そう。だから、2択なのだ。 (諦めるorハゲてる自分を受け入れるを含めると3択だが、圧倒的論外ッ!) 恐らく実用化されてから、さらに10年以上かかるだろうが毛髪再生医療が現在の自毛植毛なみの金額になるまで待つか、 今、自毛植毛を受けて10年以上メンテナンスフリーな生活を送るかだ。 将来、植毛していない部位がハゲて来てもフォローが効くように広範囲に渡って植毛すれば、離れ小島現象(植毛していない部位がハゲて、植毛した部位とのギャップが明確になってしまうことを指す隠語)にもなりにくい。
なるほど! それに、将来、植毛をした部位と既存毛とのギャップが気になると感じる頃には毛髪再生医療を今の自毛植毛くらいの費用で受けられるだろうから、問題ないという訳ですね?
ククク、そうだ。 毛髪再生医療の実用化&コストダウンの恩恵に与かれるのは、10年以上先の未来の話だ。 だから、何度も言ってきたが、今現在、ハゲを苦に生き悩んでいる、生き辛さを感じているのなら、毛髪再生医療を待つという選択肢はない。 投薬治療、育毛剤、増毛、ウィッグといろいろある中で、効果に満足できない、やはり負い目を感じる、他人の目が気になるのならば・・・ 自毛植毛、一択なのだッ!
ぐぬぬ・・・(それでも植毛するか迷っている)
もう、これ以上は、言わない。 一生、迷ってろッ! そして、失い続けるんだ・・・ 貴重なチャンスを・・・!
(引用元:賭博黙示録カイジ)
泣いても笑っても人生という物語の主人公は、あなた自身、唯一人ッ!
「さぁ、どうする!」
「今こそ決断する時だ」
「死んで(諦めて)楽になるか、生きて(植毛して)悲しみ(若ハゲ)と戦うか!」
「自分の心で感じたままに物語を動かす時だ!」
(引用元:ファイナルファンタジーⅩ)